チラシ印刷においては、選ぶ紙の種類によってチラシの仕上がりが変わってきます。チラシ印刷に使用される紙は、コート紙、マットコート紙、上質紙と大きく3種類に分けられます。そのため、特徴を知って使う必要があります。まず、コート紙はツルツルと光沢があり、発色性に優れているのが特徴です。写真やイラストをメインにしたチラシ印刷に向いている紙質となります。しかし、表面がツルツルなのでボールペンなどで文字を書くのは難しく、メッセージを書き込むなどはできません。マットコート紙は表面に光沢があるものの、コート紙ほどツルツルしておらずマット感もあります。光沢がないので文字が読みやすく、写真よりも文字が多めのチラシ印刷に向いています。上質紙は、一般的なコピー用紙のような質感の紙です。コート紙やマットコート紙のように表面がコーティングされていないので、発色が鮮やかではありません。色鮮やかなチラシではなく、モノクロのシンプルなチラシ印刷に向いている紙です。また、表面がツルツルしていないので筆記性に優れています。そして、チラシ印刷では紙の厚さにも種類があります。一般的なチラシでは0.08ミリから0.1ミリの厚さが選ばれることが多く、厚くなるほどしっかりと安定感のある仕上がりになります。薄いよりも、厚めの方が高級感のある仕上がりになるでしょう。ファッション系ならコート紙、アンケート系なら上質紙など、チラシ印刷をする際は宣伝したいものやイベントに合わせた紙の質や厚さを選ぶようにすると良いでしょう。